飽足りない[語句情報] » 飽足りない

「飽足りない〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

飽足りないの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
あらくれ」より 著者:徳田秋声
に喰《く》ってかかった。猛烈な立ちまわりが、二人のあいだに始まった。 殺しても飽足りないような、暴悪な憎悪の念が、家を飛出して行く彼女の頭に湧返《わきかえ》っ....
呼ばれし乙女」より 著者:岡本かの子
生は無難なまとまった顔立ちでも単純だった。たとえ、それが姉であっても千歳には何か飽足りないもどかしい感じだった。だが向き合ってみると亡き母に生うつしの姉だった。....