» 飾付

「飾付〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

飾付の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
闖入者」より 著者:大阪圭吉
いて自室へとじこもってしまった事、自分はその隣りの南室で荷物の整理をしたり室内の飾付をしていた事、五時頃に東室で人の倒れるような物音を聞いて駈けつけ、そこで夫の....
伯林の降誕祭」より 著者:岡本かの子
なクリスマス・ツリーの下で御馳走になり乍ら、医科大学の教室でつくるツリーへかける飾付けは、人間の心臓や肺、そのあらゆる人体諸臓器の形をボール紙で造らえて色彩をつ....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
人の意志で、この人形が遠感的に動いたという訳じゃあるまい」鍵穴に突き込まれている飾付の鍵を見て、検事は慄然としたらしかったが、足許から始めて、床の足型を追いはじ....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
》の如き雑沓を見ること能はず。広重は顔見世乗込《かおみせのりこみ》の雑沓、茶屋|飾付《かざりつけ》の壮観を外《よそ》にして、待乳山の老樹|鬱々《うつうつ》たる間....
濹東綺譚」より 著者:永井荷風
なって、表通を歩み、散歩の人の袖を引いたり目まぜで誘《いざな》ったりする。商店の飾付《かざりつけ》を見る振りをして立留り、男一人の客と見れば呼びかけて寄添い、一....
浮雲」より 著者:二葉亭四迷
の植木屋へ立寄ッて、次第々々に見物して、とある小舎《こや》の前に立止ッた。其処に飾付《かざりつけ》て在ッた木像《にんぎょう》の顔が文三の欠伸《あくび》をした面相....
暗黒公使」より 著者:夢野久作
のまま俗悪な品物ばかりである。 ところでその中にも、この強烈な配合を作っている飾付けの全部を支配して、室中の気分を一層強く引き締めているものが三つある。その一....