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養す
「養す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
養すの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
すことを覚えるようになっても、事情はまだ大して変らなかった。ところがこの獣類を飼
養するには、季節に応じて変ってゆく牧場を絶えず新たに求める必要があるので、こうい....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
寒さに祟られては困るというので、支配|頭の許可を得て、箱根の温泉で一ヵ月ばかり療
養することになったのである。旗本と云っても小身であるから、伊助という中間ひとりを....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
返して暮している。しかし別に大したほどではないのだから、出てから少しの間静かに休
養すればよかろうと思う。しもやけも、一時は大ぶひどかったが、暖かくなるに従ってだ....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
終り、「すべて固く密閉、故障なし」の報告があって、余は総員に、部署を離れ充分に休
養するよう――命じた。 ここは、風波の憂いもなく、敵襲の怖れもなく、世界中で最....
「怪獣」より 著者:岡本綺堂
一週間ほどは毎日忙がしく暮らしていたが、それも先ず一と通りは片付いて、二、三日休
養することになった。そのあいだに旅館の人たちとも懇意になって、だんだんに家内の様....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
研究をやめた。けれども講演だけは時々していた。これもその翌年からはやめて、全く静
養することにした。暇に、紙細工をしたり、曲馬、軽業、芝居、または動物園などに行っ....
「茶屋知らず物語」より 著者:岡本かの子
塵も無くなりました。後は「へえー」と平伏して直ぐに座を立ち、信徒が帰依の高僧を供
養する心構えで酒飯を饗応すべく支度にかかりました。 何にも知らぬ二僧は、すっか....
「妖怪学」より 著者:井上円了
星、不知火、蜃気楼、および京都下加茂社内へ移植する木はみな柊に変じ、尾州熱田に移
養する鶏はみな牡鶏に化すというがごときは、物理的妖怪なり。これに反して、奇夢、神....
「温泉雑記」より 著者:岡本綺堂
さ寒さに崇られては困るというので、支配頭の許可を得て、箱根の温泉で一ヵ月ばかり療
養することになったのである。旗本といっても小身であるから、伊助という仲間ひとりを....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
を持って行きましたけれどもどうしても取ってくれない。「あなたのような清浄の僧に供
養すると私共の罪業が消滅して大いに福禄を増すことになるからぜひ受けてくれろ」とい....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
等あることなし。ゆえに、人をしておのずから上帝の威徳を怪しみ、これに対して礼拝供
養するも、なんの益するところなしとの疑いを抱かしむ。これ、その第二原因なり。第三....
「西航日録」より 著者:井上円了
一盆のチベット菓子を携えて来たり、合掌して余の前に捧げり。その状、あたかも仏に供
養するがごとし。 二十日、同地植物園を一覧し、市場を遊歩し、当時この地に隠棲せ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
きこと灰のごとし。 二十三日、晴れ。朝六時、リオ都に帰着す。終日寓舎にありて休
養す。 九月二十四日(日曜)、曇り。午前、田辺氏の案内にて、フランス国大家コン....
「機密の魅惑」より 著者:大倉燁子
い、健康を害している夫人は私という道づれが出来たのを幸いに、一緒に帰京して少時保
養することになりました。その準備に忙しい時でした、白石書記生が帰京の途中、国府津....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
をしたのである。それ以来反動として極端に住民を愛護し、馬糧以外は概して倉庫より給
養する事となった。 傭兵の逃亡を防ぐためにも給養は良くしなければならないし、徴....