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養子縁組
「養子縁組〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
養子縁組の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
して、こういう場合には本人の死を秘《かく》して、娘に急養子をする。そうして、まず
養子縁組の届けをして置いて、それから更に本人急死の届けを出すことになる。一面から....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
のおろしあえ。漬け物。赤大根。おまんが自慢の梅酢漬けの芋茎。 「半蔵さん、正己が
養子縁組のことはどうしたものでしょう。」 と寿平次がたずねた。一晩馬籠に泊まっ....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
没してしまった。時代の移り変りは、古い人間をそれだけ深く動顛《どうてん》させた。
養子縁組どころの騒ぎでなかった。個人の事情は消えてしまって、家中は一統に、生きる....
「伸子」より 著者:宮本百合子
、それで、佃を入籍させるについて、いろいろ相談しておおきになったら、昨日、戸主は
養子縁組が、法律上出来ないことになっているって、返事があったよ」 佃は、岡本の....
「女大学評論」より 著者:福沢諭吉
ハ重大ナル侮辱ヲ加ヘタルトキ 九 配偶者ノ生死カ三年以上分明ナラサルトキ 十 壻
養子縁組ノ場合ニ於テ離縁アリタルトキ又ハ養子カ家女ト婚姻ヲ為シタル場合ニ於テ離縁....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
の機密のもれるのをおそれたのだ。で、この三組の者にかぎって、同役以外の家すじとの
養子縁組が固く禁じられて、みな神文血判の御|誓書を上げてある。 だのに――お千....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
兵九郎というのは、やはり大岡十家の一軒で、市十郎兄弟の叔父にあたり、市十郎の
養子縁組は、この兵九郎の口ききだった。――で、やがてお縫との結婚にも、媒人役はぜ....