養老の滝[語句情報] » 養老の滝

「養老の滝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

養老の滝の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三四郎」より 著者:夏目漱石
》に手を突いて、心持ち首をもどして、三四郎を見た。なんとも言わない。手欄のなかは養老の滝である。丸い顔の、腰に斧《おの》をさした男が、瓢箪《ひょうたん》を持って....
婦系図」より 著者:泉鏡花
で快く御酒を召食れば、それに越した事はありません。後にその筋から御褒美が出ます。養老の滝でも何でも、昔から孝行な人物の親は、大概酒を飲みますものです。貴女を(お....
伊勢之巻」より 著者:泉鏡花
さるお嬢さんの従兄子でね、あの美術、何、彫刻師なの。国々を修行に歩行いている内、養老の滝を見た帰りがけに煩って、宅で養生をしたんです。二月ばかり前から、大層、よ....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
大そう変ったミコトノリを発して年号を変えて、大赦を行いました。「俗に云う孝子と養老の滝が酒になったという話はツクリゴトで、これが養老改元の発令された真相なので....