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館長
「館長〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
館長の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海神別荘」より 著者:泉鏡花
年、西班牙遠征の途に上りました時、かねて世界有数の読書家。必要によって当時の図書
館長バルビールに命じて製らせました、函入新装の、一千巻、一架の内容は、宗教四十巻....
「大空魔艦」より 著者:海野十三
では本ものの空魔艦は? それは、それ航空館へゆけば、陳列してあるのが見られる。
館長大月大佐にたのむと、よろこんで空魔艦征伐のときの説明を、身ぶりたくさんでしてくれるであろう。....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
れたのである。 私はまた他の一日、大浦の天主堂を訪ねて行った。それは長崎の図書
館長が、島原の乱について教会側の記録をまとめたパンフレットが大浦の天主堂からでて....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
くできてるもので、私が山ツツジの毒の所在について転々ハンモンしているところへ図書
館長が文化会の用件で現れた。 この老いたる
館長は非常な篤学者ときいていたから、....
「奇巌城」より 著者:菊池寛
蔵われてあった。 ボートルレはその博物館へ行き、見せてくれるように頼んだ。博物
館長はすぐに許してくれた。聖書はあった。中に紙片もあった。それには何か書いてある....
「公開書架(Open-shelf-system)につきて」より 著者:佐野友三郎
る最大図書館は、二十余万冊を公開するフィラデルフィア無料図書館なりと称せらる。同
館長ジョン・トムソン氏かつていわく、余は公開すべき図書の員数に何等の制限なきこと....
「米国巡回文庫起源及び発達」より 著者:佐野友三郎
その用を完くしつつあること、前項既述のごとし。斯道の先達たるニユーヨーク州立図書
館長メルヴイル・デユーイ氏いわく、不動公立図書館を各町村に普及せしむるは、固より....
「怪談綺談」より 著者:小酒井不木
で極力|諫めてそれを思い止どまらせた。 博物館の番人達は当然異常な惧れをなし、
館長に向って、木乃伊を動かして下さるか、さもなければ私達はやめさせて頂くと言いだ....
「淡紫裳」より 著者:佐藤垢石
にある平壤博物館へ行った。既に時間が過ぎて閉門したのであったが、遠来の客とあって
館長が特に案内して中を見せてくれた。楽浪の遺物が大部分を占めている。二千余年前の....
「鴎外博士の追憶」より 著者:内田魯庵
うし、また学術上の恨事でもあった。 鴎外が博物館総長の椅子に坐るや、世間には新
館長が積弊を打破して大改革をするという風説があった。丁度その頃、或る処で鴎外に会....
「欧米料理と日本」より 著者:北大路魯山人
っきりいっておいて間違いなしとするところは、美の点である。フランス、ルーブル美術
館長ジョルジュ・サール氏も同じことをわたしにいっていたが、日本料理の目に訴えてく....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
えますと、司令長官は文部の高等官吏を召喚して委細の命令を下し、その高等官から図書
館長に命令を伝える事となったです。そこでこの話はまず一つ片付きましたからやがて長....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
切手の二倍あり。これ、電車の奇と好一対とす。当日、マーキュリー新聞社主および博物
館長を訪問し、さらに大学に登校す。わが中校よりも小なり。これよりフットボールの大....
「春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
われて千歳亭で昼餐の饗応に預った。同君は多年山形商業学校校長を勤められ、県立図書
館長を兼ねて、先年満鮮旅行のさいに同行されたお方だ。令兄渡辺正三郎君編輯の『山形....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
ているが、矍鑠としたシャンとした老人である。郷里ではその子の禎介氏の記念図書館の
館長をしていられ、老後を全く壮烈な忠死を遂げた、その子の名誉を己れの円光として生....