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饗庭篁村
「饗庭篁村〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
饗庭篁村の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「紀行文家の群れ」より 著者:小島烏水
明治文壇には、紀行文家と称せられる一群の顔ぶれがあった。根岸派では、
饗庭篁村が先達で、八文字舎風の軽妙洒脱な紀行文を書き『東京朝日』の続きものとして....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
るというのが一篇の発端をなしている。 この小説が読売新聞に発表されるについては
饗庭篁村がながい推薦の辞をつけている。「美学のうち絵画と小説は特に婦人に適す宜し....
「明治十年前後」より 著者:淡島寒月
た。)その後、中西君も『読売』に入社し、西鶴の口調で盛んに小説を書いた。その前、
饗庭篁村氏がさかんに八文字屋で書かれ、また幸堂得知氏などが洒落文を書かれたもので....
「明治の戦争文学」より 著者:黒島伝治
、徳田秋声、広津柳浪、小栗風葉、三島霜川、泉鏡花、川上眉山、江見水蔭、小杉天外、
饗庭篁村、松居松葉、須藤南翠、村井弦斎、戸川残花、遅塚麗水、福地桜痴等は日露戦争....
「役者の一生」より 著者:折口信夫
寺の場の苅屋姫で評判をとったし、明治二十四年にした「妹背山」のおみわの役などは、
饗庭篁村が「源之助のおみわ本役とて座の光をまし舞台も広く思はれたり 云々」と批評....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
が今残ってる馬琴日記の全部である。この早稲田本を早大に移る以前に抄録解説したのが
饗庭篁村氏の『馬琴日記抄』であって、天保二年の分を全冊転印されたのが和田万吉氏の....
「子規居士と余」より 著者:高浜虚子
の産という事を知らない。ただ落語家の燕枝の弟子であったとか博徒の子分であったとか
饗庭篁村氏の書生であったとかいう事のみが伝えられていた。三多摩郡の吉野左衛門君の....
「向嶋」より 著者:永井荷風
》、画家には小林永濯《こばやしえいたく》がある。俳諧師には其角堂永機、小説家には
饗庭篁村《あえばこうそん》、幸田露伴、好事家《こうずか》には淡島寒月《あわしまか....