首をあげる[語句情報] »
首をあげる
「首をあげる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
首をあげるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鰊漁場」より 著者:島木健作
物に出て来たらしい百姓たちはいくどかまぶしそうに空を仰いだ。源吉はうなだれていた
首をあげると、太い息を空に向って吐いた。 家並みがだんだんこみあって来た。長い....
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
されている。東京で描いていたイメージイが愚にもつかなかったと思えて、私はシャンと
首をあげると、灰色に蜿蜒《えんえん》と続いた山壁を見上げた。
造船所の入口に....
「海流」より 著者:宮本百合子
ろで、スーと左側へよって止った。車は宏子の鼻の先に止ったと同じだったので、思わず
首をあげると、車の後窓から宏子の方を見ているのは泰造であった。泰造は、自分を認め....
「怪塔王」より 著者:海野十三
す」 と、復唱するなり、青江三空曹は桿をぐっとひいた。すると、青江機はぐっと機
首をあげるなり、空中にうつくしい大きな曲線をえがいて、怪塔ロケットにせまりました....