首を掻く[語句情報] » 首を掻く

「首を掻く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

首を掻くの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ルバイヤート」より 著者:小川亮作
どこであろう? 19 ああ、空しくも齢をかさねたものよ、 いまに大空の利鎌が首を掻くよ。 いたましや、助けてくれ、この命を、 のぞみ一つかなわずに消えてしま....
剣侠」より 著者:国枝史郎
だ、これ何とは! ……枕探しだから枕探し、こう云ったに何が悪い。いずれは亭主の寝首を掻く奴! ……そんな女でも奥様か!」 「ワ――ッ、不可ねえ、何を仰有るんで、....
女侠伝」より 著者:岡本綺堂
勿論わからないが、その剣をみて、役人はぞっとした。ぐずぐずしていれば、おまえの寝首を掻くぞという一種の威嚇に相違ない。ここまで話せば、その後のことは君にも大抵の....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
の背が光っている。爪をかけて引き出すと、鎌の刃は横に身を起して、これは優に人間の首を掻くことのできる刃渡りを備えているのだった。 「ム……こう使うのだな」 左....
私本太平記」より 著者:吉川英治
早城はおそかれ早かれ落城だ。……だからそれを手土産に正成をよろこばせ、隙をみて寝首を掻くんだ」 「そ、そんなことで、寝首をかかれる大将でもねえでしょう。それに、....