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「首里〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

首里の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
死後の恋」より 著者:夢野久作
軍のあとを逐いつつ、御承知でも御座いましょうがここから三百露里ばかり距たった、烏首里という村へ移動して参りましたのが、ちょうど今年の八月の初旬の事でした。そうし....
十二支考」より 著者:南方熊楠
層憂苦の初めなのが色で、ベン・シラも女は罪業の初めで女故人間皆死ぬと述べた。沖縄首里の人末吉安恭君二月号に載せた予の不毛婦女に関する説を読んで来示に、かの辺りで....
最古日本の女性生活の根柢」より 著者:折口信夫
と、きわめて従順であったようである。 これも沖縄の民間伝承がこの説明に役立つ。首里市から陸上一里半海上一里半の東方にある久高島では、島の女のすべてが、一生涯の....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
を成していましたから、長い歴史が続き立派な文化が栄えました。尚王が城を構えたのは首里で、その近くの那覇は国の港でありました。外との往き来が不便でありましたから、....
暴風への郷愁」より 著者:山之口貘
ある。なぜなら、本来の沖縄の家屋は、暴風雨を考慮して建てられた家屋だからである。首里、那覇など、住宅のほとんどが、まず、石垣をもって囲まれていたのだ。家の造りは....
私の青年時代」より 著者:山之口貘
ルーと呼ばれていたが、つまり三郎のことなのである。 県下では那覇の東北へ一里の首里に第一中学校があった。いわゆる名門校である。ぼくの学んだ小学校は、甲辰尋常小....