香台[語句情報] » 香台

「香台〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

香台の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
超人間X号」より 著者:海野十三
紙製《ぎんがみせい》の蓮《はす》の造花を照らしていた。線香立《せんこうたて》や焼香台《しょうこうだい》もあった。 火辻軍平のなきがらのはいった棺桶は、この前に....
荘子」より 著者:岡本かの子
上に吐いていた。それを喰べ終ると壮漢に伴われ次の部屋へ廻りに出て行った。 薫る香台を先に立てて麗姫が入って来た。部屋の中は急に明るくなった。彼女はその美を誰に....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
る代わるその柄をとりて、一、二滴を棺の上に振り掛けしむ。あたかもわが国の各宗にて香台を出だし、送葬者をして焼香せしむるに異ならず。 パリにて往来の人、街上にて....
ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
いてあるので二人の子供は残りの一畳に住んでいる。寝台の下が押し入れだ。北側の壁に香台があって十字架と聖母像と花がおいてあり、その横にたながあって本が並べてある。....