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馬じ
「馬じ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
馬じの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「高野聖」より 著者:泉鏡花
身が馬で足休めをしましょうなぞとは存じませぬ。)
(何でも人間を乗っけられそうな
馬じゃあござらぬ。お坊様は命拾いをなされたのじゃで、大人《おとな》しゅうして嬢様....
「半島一奇抄」より 著者:泉鏡花
とも立って不意に顔を見合わせた目に、歴々と映ると思う、その隙もなかった。 ――
馬じゃ…… と居士が、太く怯えた声で喚いた。私もぎょっとして後へ退った。 い....
「爆薬の花籠」より 著者:海野十三
ラ十は、ついに船を帆村のところへ持ってきたのである。 「なアんだ、お前は曾呂利本
馬じゃねえか」 と、トラ十は、けげんな顔で、船のうえから、帆村を見下ろした。 ....
「ドーヴィル物語」より 著者:岡本かの子
知れない、と小田島は直覚的に考えた。 ――お早う。これはマドモアゼル・イベットの
馬じゃ無いですか。マドモアゼル・イベットは今、何処に居られますか。 男は別に意....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
つかまつりませいでは……。」 「いや、わたしの道連れは采女一人でよい。そなたは騎
馬じゃ。足弱と連れ立っては迷惑であろう。ひと鞭あてて京へ急ぎゃれ。」 「姫上はそ....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
いや、それも普通の絵馬ならば、なんとか内済にする法があるかも知れねえが、正雪の絵
馬じゃあ何分にも事が面倒になる。由井正雪が天下の謀叛人だということは、三つ児でも....
「置土産」より 著者:国木田独歩
『アハハハハハ麦飯を食わして共稼ぎをすればよかろう、何もごちそうをして天神様のお
馬じゃアあるまいし大事に飼って置くこともない。』 『吉さんはきっとおかみさんを大....
「恐怖城」より 著者:佐左木俊郎
いや。しかし、いくら腹癒せだからって程度があるぞ。浪岡は五百や六百の金じゃ買える
馬じゃねえぞ。投げて千二、三百円、客次第で、三千円ぐらいにだって売れる馬なんだぞ....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
めッ。おうへいな口ききゃがるねえ! おめえたちやじうまを乗せるためにこいでいる伝
馬じゃねえや! こっちへつけろが聞いてあきれらあ!」 「なんだとッ。やじうまたあ....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
術と思わるるがなかなか見事であるぞ。馬も宇治川先陣の池月、磨墨に勝るとも劣らぬ名
馬じゃ」 「………」 「そこ、そこ、そこじゃ、流れの狭いがちと玉に瑾じゃな。いや....
「山県有朋の靴」より 著者:佐々木味津三
唄を唄って、悪たれどもがわいわい向うへ逃げて行くわ。仕方のない奴等じゃ。――さあ
馬じゃ」 「あ、なるほど、軍服も靴もお着けでござりまするな。ではゆるりゆるりとま....
「老中の眼鏡」より 著者:佐々木味津三
見廻り隊の者共であろうな」 「……?」 「のう、そうであろうな。予は安藤じゃ。対
馬じゃ」 「あっ。左様で厶りましたか! それとも存ぜず不調法恐れ入りまして厶りま....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
ら一つ起して、嚔一つした事がねえ、どんなに引いて引まわしても、足に血溜一つ出来る
馬じゃアねえ、見なんせえ」 角「まア見べえか」 と云いながら歯を見たり爪を見た....
「はつ恋」より 著者:神西清
あそれより、馬とびでもして遊んだらいいだろう」と、父は答えた。――「おまえの痩せ
馬じゃ、とてもついて来られまいからな」 「ついて行けますよ。僕も拍車をつけるから....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
は馬のために尾を振り、国旗は馬のためにひらめき、奏楽は馬のために行われ、そうして
馬じしんは――馬は馬らしい功名心のためにこれらのすべてへ向って高くいななく。歴史....