» 馬の背を

「馬の背を〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

馬の背をの前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
北穂天狗の思い出」より 著者:上村松園
い出である。 立夏過ぎ一日二日、一行は松篁はじめ数人、私は足が弱いので山腹から馬の背をかりることにした。馬の背の片側にお炬燵のやぐらを結えつけ座蒲団を敷いて私....
小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
と、眇目の男はほほえんだ。「それからわたくしが肩にかけ又ある時には路ゆく百姓の馬の背を借りて、ようようこれまで御案内申しました。」 それで自分がここまで運ば....
」より 著者:ゴーゴリニコライ
「いやはや、この旦那は!」とつぶやいては、まるで*スパニエル犬のように毛のながい馬の背を手綱で鞭打った。ようやく馬車がとまると、コワリョーフはハアハア呼吸《いき....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
飛び出してしまいました。 鬼はこの一つ家の中になくて、外にある。そうして今し、馬の背を借りて来かかった旅人を襲い、いきなり馬を喰ってしまったらしい。馬子は一た....
風に乗って来るコロポックル」より 著者:宮本百合子
やいな、いきなり体を浮かすようにして、 ホーレ! と一声叫ぶと、思い切った勢で馬の背を叩きつけた。 不意を喰った馬は堪らない。土を掻いて飛び上ると、死物狂い....
大岡越前」より 著者:吉川英治
れも、路傍の人なかに立ち交じっていて。――そして、さきに来る三頭のうちの一頭の裸馬の背を見て。 なんとそれは、姿こそ変れ、ひと月ほど前に、微罪で捕まった味噌屋....
三国志」より 著者:吉川英治
とに、素首を払い落すぞ」 と、まず一圧を加えてみた。 すると、壮士はひらりと馬の背をおりて、 「それがしはもと襄陽の生れ、廖化と称し、字は元倹という者です。....
私本太平記」より 著者:吉川英治
っているというのである。 警固の武士どもは、しきりに鼻をヒコつかせながら、その馬の背を巡ッてみたり、また酒商人の風態を下から見あげて。 「きさまは、どこの者と....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
跛行をひいている形である。 足の裏の傷が膿んでいるのだった。それゆえにきょうは馬の背を借りて歩いているものとみえる。 彼は今、自分の体というものに対して、日....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
「これこれ、林鐘御坊、何をいうのか。わしにはいっこう分らぬが」 「ご覧じませ。馬の背を。――その馬の背に引ッ縛ってある奴こそ、関東者の隠密で」 「ええ。ばかな....