馬上杯[語句情報] » 馬上杯

「馬上杯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

馬上杯の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
野道」より 著者:幸田露伴
合余も入りそうな瓢にスカリのかかっているのを傍に置き、袂から白い巾に包んだ赤楽の馬上杯を取出し、一度|拭ってから落ちついて独酌した。鼠股引の先生は二ツ折にした手....
三国志」より 著者:吉川英治
張飛が分捕った物である。敵の大将でも落して行ったものか、夜光の名玉を磨いたような馬上杯で、(これ、天より張飛に賜うところの、一城にも優る恩賞なり)といって、常に....
私本太平記」より 著者:吉川英治
息休めに」 茶屋の床几には先発した佐々木家の臣十名ほどが待ちうけていた。青磁の馬上杯に銚子を添え持ち「……お水がわりに」と、鞍わきから馬上へすすめる。 「お。....