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馬主
「馬主〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
馬主の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「競馬」より 著者:織田作之助
見習騎手の鞭にペタペタ尻《しり》をしばかれながらゴールインして単複二百円の配当、
馬主も騎手も諦めて単式はほかの馬に投票していたという話が伝えられるくらいの番狂《....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ず。かれこれする内かの牝馬を見て、相馬人これこそ智馬を生んだはずだといった。大臣
馬主に問うて、その牝馬が産んだ駒は瓦師方にありと知り、人を使して車牛と換えんとい....
「白銀の失踪」より 著者:ドイルアーサー・コナン
にはしないが。重量の点で、栗毛は八分の五哩で白銀に百ヤードは分があるというんで、
馬主筋はみんな栗毛に賭けたというが本当かね?」 「うむ、さては手前は馬の様子を探....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
根 むかしはあったということじゃ いまは変わって千の馬 五百の馬の馬飼の 木曾の
馬主山主の 山の奥所も遥かなる 秣の山や底なしの 川の中地の岩窟の 御厨子に籠り....
「馬」より 著者:佐左木俊郎
人だよ。」 伝平はそう言って、馬のことは、なんでも自分でするのだった。そして、
馬主の高木は、毎日のように、その馬を見に伝平の家に廻った。伝平が家にいるときには....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
くていたずらに北※の土に没め、冥途の苞と齎し去らしめんこと思えば憫然至極なり、良
馬主を得ざるの悲しみ、高士世に容れられざるの恨みも詮ずるところは異ることなし、よ....