馬場殿[語句情報] » 馬場殿

「馬場殿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

馬場殿の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
源氏物語」より 著者:紫式部
しい人に源氏は満足を感じていた。 今日も町には隙間《すきま》なく車が出ていた。馬場殿あたりで祭りの行列を見ようとするのであったが、都合のよい場所がない。 「大....
源氏物語」より 著者:紫式部
、木丹《くたに》などの草木を植えた中に春秋のものも配してあった。東向いた所は特に馬場殿になっていた。庭には埒《らち》が結ばれて、五月の遊び場所ができているのであ....
源氏物語」より 著者:紫式部
であるが、さすがに反省をして美しい愛だけでこの人を思おうとしていた。 五日には馬場殿へ出るついでにまた玉鬘を源氏は訪ねた。 「どうでしたか。宮はずっとおそくま....
源氏物語」より 著者:紫式部
ます。北東から来るのでございますから、こちらはいくぶんよろしいわけでございます。馬場殿と南の釣殿などは危険に思われます」 などと主人に報告して、下人にはいろい....
源氏物語」より 著者:紫式部
待っていた。六条院では遺漏のない準備ができていた。午前十時に行幸があって、初めに馬場殿へ入御になった。左馬寮、右馬寮の馬が前庭に並べられ、左近衛、右近衛の武官が....
私本太平記」より 著者:吉川英治
出ましは、おおむね二条高倉の新地で、古典には、こうみえる。 鳳闕の西、二条高倉に馬場殿とて 俄に離宮をたてられたり 天子、常に行幸あつて 歌舞、蹴鞠のひまには ....