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「馬子に〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

馬子にの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
しま》ったが仕様がねえから今じゃア馬小屋見てえな家《うち》を持って、こう遣って、馬子になって僅《わずか》な飲代《のみしろ》を取って歩いてるんだが、ほんの命を繋《....
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
じれじれとしながら待ちうけているのを、主水之介がまた悠然と構えているのです。 「馬子にも衣裳という奴じゃ。あの妓、この妓があれば見せたいのう。駕籠じゃ。支度せい....
狂乱」より 著者:近松秋江
空の下に深い山また山が重畳している気勢である。 「いや、もう、止そうか」と、若い馬子にいって、私はとうとう断念して引き返した。そしてまた木津川の長い板橋を渡って....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
かれて困っています、なんとか遠ざける工夫はなかろうか」 お松は、ついこのことを馬子に向って口走りました。 「左様でございますねえ、こんど出て来たら取捉まえて、....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
たせて来るものがあることは疑うべくもありません。 まもなくそこへ現われたのは、馬子に曳《ひ》かれた二頭の馬でありました。 峠を越ゆる馬は、一駄に三十六貫以上....
神秘昆虫館」より 著者:国枝史郎
方を探し当てました。旦那様あなたでございますの」 さて剣侠一式小一郎は、この女馬子に逢ったばかりに、意外の事件に続々ぶつかり、恋と怨《うら》み、悪剣と侠剣、暗....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
助に返答を促《うなが》したが、竜之助は取合わず、 「勝手にせよ」 腮《あご》で馬子に差図《さしず》して静かに馬を打たせようとする。 「お逃げなさるは卑怯《ひき....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
九 それは、枇杷島《びわじま》の青物市場へ青物をつけて行った一頭の馬が、馬子に曳《ひ》かれて、帰りの空荷の身軽さに蹄《ひづめ》を勇ませて、パッタリと横道....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
見られた人の姿ばかりではありません――そのあとに一頭の駄馬を曳《ひ》いた馬子と、馬子に附添って、手代風《てだいふう》なのが一人、つまり、この二人一頭が、恐る恐る....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
《ろくしゃく》のがえん者なんですが、ああして見ると立派な兵隊さんでござんすねえ、馬子にも衣裳とはよく言ったもので――」 言わないことか、六尺と陸尺との混線だ、....
人面瘡物語」より 著者:田中貢太郎
かった。 「それでは、とにかくまいりましょう」 八郎は馬からおりて約束の賃銀を馬子に払い、かるさんの男に跟いて往った。 微暗い杉林の下を通って、十丁ばかり往....
南国太平記」より 著者:直木三十五
。 「それが取計う」 玄白斎は、和田を、顎《あご》でさした。そして、和田へ 「馬子に手当してやれ。わしは、彼奴を追うから、都合して、すぐ、続け」 半分は、馬....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
けしかなかったということはちょッと考えられないことだね。文字の使用者が聖徳太子と馬子に限られていたという蒙昧な時代ではなかったはずだ。それらの記録は蝦夷とともに....
山道」より 著者:中里介山
服に糸楯《いとだて》、草鞋《わらじ》脚半《きゃはん》といういでたちで頬かむりした馬子に馬の口を取らせて、塩山からほぼ、三里の大菩薩峠を目ざして行く時は前にいった....
料理する心」より 著者:北大路魯山人
ものが要るのであります。ここではまあ、食器をお料理のきものと言っておきましょう。馬子にも衣裳と言いますが、お料理も衣裳次第で、美味くも不味くもなります。お料理の....