馬煙[語句情報] » 馬煙

「馬煙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

馬煙の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三国志」より 著者:吉川英治
々しいご詮議だて、そんな場合ではありませんぞ、もはや敵の先鋒が、あれあのとおり、馬煙をあげ、鼓を鳴らして、近づいて来るではありませんかっ」 帝は、驚愕して、座....
三国志」より 著者:吉川英治
をのぞんで急ぐ。 すると、行くことまだ遠くもないうちであった。うしろのほうから馬煙あげて追っかけてくる三百騎ほどな軍隊があった。たちまち追いつかれたので、関羽....
三国志」より 著者:吉川英治
怖れん。こちらは呉侯の直命をうけて来たのだ。否やをいわばお首にしても!」 と、馬煙を立てて追いかけた。 先にゆく夫人の車と玄徳の一行は、長江の岸に沿って急い....
三国志」より 著者:吉川英治
えば、危うい一戦だった」と、祝杯の用意を命じていた。 ところへ、後詰の張翼が、馬煙を捲いて逃げ帰ってきた。それはいいが、その同勢のあわて方といったらない。われ....
三国志」より 著者:吉川英治
方から喊声が起った。急鼓地をゆるがし、激箭風を切って、秦良軍五千を蔽いつつんだ。馬煙と共に近づく旗々は、蜀の呉班であり、関興であり、また廖化であった。 魏兵は....