馬立て[語句情報] » 馬立て

「馬立て〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

馬立ての前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
クリスマス・カロル」より 著者:ディケンズチャールズ
て行った。しかも緩やかに。歩いている間に蝋燭の心を切りながら。 読者諸君は、六馬立ての馬車を駆って古い階子段を駆け上がるとか、または、新に議会を通過した法令の....
文づかい」より 著者:森鴎外
の腰帯、坐りたる人の帽のひもなどを、風ひらひらと吹きなびかしたり。そのかたわらに馬立てたる白髪の翁は角ボタンどめにせし緑の猟人服に、うすき褐いろの帽をいただける....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
。 二日前の晩、小火があったあとで、厩の片はしのほうが五間ばかり半こげになり、馬立ての丸太が黒こげになって、ビショビショの地面の上にいくつも寝ころんでいる。 ....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
から二つ三つ訳しましょう。 果てなき原の草の上、巌角するどき険崖の際、鉄の蹄の馬立てて、討手に進む我が心 弾丸ちる霰の中とても、雪波立てたる風とても、厭うこと....
私本太平記」より 著者:吉川英治
の狼狽ぶりたるや、絵にも描けない。 するとまた、ちょうど、そんな緊急事やら、早馬立てに、ごッた返していた中である。叡山の一法師が、駆け込み訴えをして来た。その....