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馬身
「馬身〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
馬身の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「競馬」より 著者:織田作之助
たが、次の新抽《しんちゅう》優勝競走では寺田の買ったラッキーカップ号が二着馬を三
馬身引離して、五番人気で百六十円の大穴だった。寺田はむしろ悲痛な顔をしながら、配....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
し、第三周目に及んだとき、断然八条流の黒住団七と、大坪流の古高新兵衛の両頭が、三
馬身ずつあとの二人を抜きました。つづいて第四周目に及んだとき、さらに両名は二
馬身....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
えに来る。王城へ還らんとする中途に、蓮花咲き満ちた大池ありて廻り遠い。しかるを智
馬身軽く蓮花を踏んで真直ぐにそろそろ行きながら早く城に入り得たので敵は逃げ散って....
「「沈黙」の話」より 著者:豊島与志雄
神話のミノトールの丁度逆であって、また、ミノトール(牛頭人身)やサントール(人頭
馬身)が兇猛な怪物であるに反し、「くだん」は一種の神性を帯びている。生れて三年間....
「白銀の失踪」より 著者:ドイルアーサー・コナン
ボロは力つきて出足鈍り、大佐の馬は突進してそれを抜き、決勝点に入った時は、優に六
馬身の差があった。バルモーラル公のアイリス号はずっとおくれて三着になった。 「と....
「機構への挑戦」より 著者:中井正一
に恰も、競馬場の馬の如く、馬の鼻を揃えて出発したが、十カ月の実験の結果は漸く、一
馬身一
馬身とその隔りを示して行くのがどうすることもできないのであった。問題は図書....
「競馬」より 著者:犬田卯
ドール! 声援は嵐のようだった。タカムラはテルミドールを抜いた。と思ううちに半
馬身ほど抜かれ、さらにずっと抜かれるかと見るまに、反対に半
馬身先に立つ――と思う....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
高い倅だ。お待なさい。
ヒロンさん。あなたに言いたい事があります。
人首
馬身のヒロン
なんです。何事です。
ファウスト
ちょっ....