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馬鍬
「馬鍬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
馬鍬の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
て居る。遠く見れば水戸様の饌にのりそうな農人形が、膝まで泥に踏み込んで、柄の長い
馬鍬を泥に打込んでは曳やっと捏ね、また打込んでは曳やっとひく。他所では馬に引かす....
「流刑地で」より 著者:カフカフランツ
部はベッドと言い、上部は図引きと呼ばれ、この中央のぶら下がっている部分はエッゲ(
馬鍬)と呼ばれています」 「エッゲですって?」と、旅行者はたずねた。彼はそれほど....
「押しかけ女房」より 著者:伊藤永之介
うも幼な友達の秀治らしかつたからである。 頭の上に来かかつているお日様のもと、
馬鍬を中にして馬と人が、泥田のなかをわき目もふらずどう/\めぐりしているのを見て....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
遠附近ではマンガといい、そうしてこれと差別するために、改良|鍬の一種はマンノガ、
馬鍬はマグワと謂っている。全体に新しい農家用品には、こういう風な耳を刺戟する名称....