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馬鳴
「馬鳴〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
馬鳴の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鼻」より 著者:芥川竜之介
ゃりほつ》の鼻が長かったとは、どの経文にも書いてない。勿論|竜樹《りゅうじゅ》や
馬鳴《めみょう》も、人並の鼻を備えた菩薩《ぼさつ》である。内供は、震旦《しんたん....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
団蒸《ふとんむし》にして弑《しい》した。かかる暴君一生に九億人殺した者も、かつて
馬鳴《めみょう》菩薩の説法を聴いた縁に依って、大海中千頭の魚となり、不断首を截《....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
の鶏でなく正物の鶏を宝とした例もある。元魏の朝に漢訳された『付法蔵因縁伝』五に、
馬鳴《めみょう》菩薩|華氏城《かしじょう》に遊行教化せし時、その城におよそ九億人....
「連環記」より 著者:幸田露伴
格だったと概解しても差支無いかと考えられる。伝説には此人一乗要訣を撰した時には、
馬鳴菩薩竜樹菩薩が現われて摩頂|讃歎し、伝教大師は合掌して、我山の教法は今汝に属....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
そのことは存じませんが、もし真如と無明との御解釈を御了解になりたいならば、それは
馬鳴菩薩《めみょうぼさつ》の大乗起信論をお聴きなさるに越したことはなかろうと存じ....
「親鸞」より 著者:三木清
、五百年ののち、正法滅尽せんと。六百年にいたりて、九十五種の外道きほひおこらん。
馬鳴、世にいでて、もろもろの外道を伏せん。七百年のうちに、竜樹、世にいでて、邪見....