馳せ参じる[語句情報] » 馳せ参じる

「馳せ参じる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

馳せ参じるの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
決戦川中島 上杉謙信の巻」より 著者:坂口安吾
に八千であったが、信玄には山伝いに妻女山の背面へ迂回している一万二千の兵がやがて馳せ参じるであろうことが分っている。それに比べて我が善光寺の五千の兵はこの策戦を....
三国志」より 著者:吉川英治
りもあった。 義軍はやがて、※郡の府に到着した。道々、風を慕って、日月の旗下に馳せ参じる者もあったりして、府城の大市へ着いた時は、総勢五百をかぞえられた。 ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
、伊賀、伊勢などの地方からも、 「笠置へ、笠置へ」 と、錦旗をのぞんで、ここへ馳せ参じるやからが連日絶えず、それらの郷武者どもの口から世情さまざまな声が、自然....
私本太平記」より 著者:吉川英治
したてまつると、天下へ公にしたならば、伊勢、美濃、飛騨にわたる不平どもも、争ッて馳せ参じるは疑いもない」 直義は誇った。自分のことばにだんだん魅せられていたの....
魂の喘ぎ」より 著者:大倉燁子
扶と執事が並んで来客を迎えていた。天気の悪いにもかかわらず徒歩で来る者、自動車で馳せ参じる者、招待状を受附に差出して奥の大広間に案内されて行く人達の中には東北か....