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駄文
「駄文〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
駄文の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「如是我聞」より 著者:太宰治
の厚顔、自己肯定、代議士などにうってつけである。君は、あの「シンガポール陥落」の
駄文(あの
駄文をさえ頬かむりして、ごまかそうとしているらしいのだから、おそるべき....
「五題」より 著者:山中貞雄
マ旬報誌に折入って懇願致したい事があります。 それは、僕に二度と再び斯くの如き
駄文と恥をかかせない事を約束して下さい。 山中貞雄には、旬報さんよ、ダマッて活動写真だけを撮らせて置いて下さい。以上....
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
身を含めて――断言しよう。今日ある如き所謂自由詩は詩としての第一条件を欠いている
駄文学で、時《タイム》の速い流れと共に、完全に抹殺さるべきものであると。しかしな....
「風と光と二十の私と」より 著者:坂口安吾
ったのは文筆生活十五年ぐらいの後のことであった。純文学というものの稼ぎは中学生の
駄文の飜訳に遠く及ばないのである。 私はこの不良少年の中学へ入学してから、漠然....
「白井明先生に捧ぐる言葉」より 著者:坂口安吾
ずにいられなかった情熱を読みとることができないとは、白井先生が頃日書く意味もない
駄文ばかり書いてるせいなのである。 いったいに文学の反語性に味読の及ばぬ識見低....
「郷愁の詩人 与謝蕪村」より 著者:萩原朔太郎
」なんていうものは実在しない。もしあるとすればナンセンスであり、似而非《えせ》の
駄文学《だぶんがく》にすぎないのだ。いわんや俳句のような抒情詩――俳句は抒情詩の....
「甲賀三郎『琥珀のパイプ』序」より 著者:平林初之輔
がら、ことわることのいたって下手な小生のこととて、ついうかうかとひき受けて、この
駄文を草し、可惜《おしむべくは》錦上枯木を添ふるの不風流をあえてした。「枯木も山....