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駄本
「駄本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
駄本の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「読書法」より 著者:戸坂潤
。吾々は読書の自由(?)というものを、こういう意味でも亦持とうではないか。旧本、
駄本、変本、安本、其の他其の他も恐れないことにしよう。尤も「趣味」本の類ばかりを....
「春桃」より 著者:宮本百合子
めさせた。今から三年ばかり前は、その絶頂であった。本らしい本をさがす心と眼とは、
駄本の列の上に憤りをもって走ったのであった。 そういう時期に、都電が故障した偶....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
私はごく僅かな本しか持たず、その少ない本の大部分も店頭であり振れたものや、安本や
駄本の類で、研究用具としてはほとんど役に立たぬものと思うのだが、それでも私の本を....