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駄物
「駄物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
駄物の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
しごきだ。売れ行きはどんなか」 「飛ぶように、――と申しあげたいが、なんしろ物が
駄物《だもの》と違いまして少々お値段の張る品でござりますゆえ、月々さばけるはほん....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
「ええそうなのよ、長い間にね」 「みんな上手に彫れてるんだね」 「いいえ、みんな
駄物ばかりよ」 月子の声は寂しそうであった。 「そんな事あないよ。傑作だよ」 ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
は、事もなげに放言する。 そうしてなお言うことには、今こうして来た刀は、みんな
駄物ばかりだが、今は
駄物だの、名刀だの言っている時節ではない、数さえ多ければ何で....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
於て驚かされないわけにはゆきませんでした。 次から次と運ばせる軸物のなかには、
駄物もあるが、また相応に見られるものもないではない。どうして、こんなところへ、こ....