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駅手
「駅手〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
駅手の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「気狂い機関車」より 著者:大阪圭吉
―」 すると、私の横に立っていた肥っちょのチョビ髭を生したW駅の助役が、傍らの
駅手に、医務室の顕微鏡を持って来いと命じた。 喬介は、それから、固く握り締めら....
「播州平野」より 著者:宮本百合子
さえつかなくなって、リュックを背負ったひろ子は地下道の右側の段に突立っている少年
駅手にきいた。 「これから岩国へ行く汽車は何時に出るんでしょう」 「六時四十分!....
「乳色の靄」より 著者:葉山嘉樹
時ゃ碌な事あねえんだ。サテ」 「下り、下の関行うううき。下り、下の関行うううき」
駅手が朗かな声で、三等待合室を鳴り渡らせた。待合室はざわめき始めた。 ニョキニ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
く地下道丈もとのままです。島田へ行くのは何時に出ますかときいたら、片腕のない少年
駅手が、四時二十分! と申します。四時二十分って――午後? と訊いたら四時二十分....