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駅舎
「駅舎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
駅舎の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
までの通りに光り輝いた。大赦の令によって王婆の息子が救われたのは言うまでもない。
駅舎の一夜 孟不疑という挙人(進士の試験に応ずる資格のある者)があった。昭義の....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
。 黄衣婦人 唐の柳宗元先生が永州の司馬に左遷される途中、荊門を通過して
駅舎に宿ると、その夜の夢に黄衣の一婦人があらわれた。彼女は再拝して泣いて訴えた。....
「播州平野」より 著者:宮本百合子
山につっこまれているのだろう。 プラットフォームは大体もとのままであった。が、
駅舎から全市街の大半が焼かれていた。眼のわるい支店長、ひろ子、新らしい道伴れ、三....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
※某はかつて湖広の某郡の推官となっていた。ある日、捕盗の役人を送って行って、
駅舎に一宿した。 夜半に燈下に坐して、倦んで仮寝をしていると、恍惚のうちに白衣....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
って、チェルマーシニャへ向けて立つことに決めた。彼は馬をつけるように命じた。彼は
駅舎へはいったが、ちょっとあたりを見回して駅長の細君の顔を見ると、急に引っ返して....
「鼠」より 著者:岡本綺堂
一 大田蜀山人の「壬戌紀行」に木曾街道の奈良井の宿のありさまを叙して「奈良井の
駅舎を見わたせば梅、桜、彼岸ざくら、李の花、枝をまじえて、春のなかばの心地せらる....
「ムツェンスク郡のマクベス夫人」より 著者:神西清
にばらまいてしまった、道中をセルゲイと肩をならべて歩かせてもらい、闇の夜には囚人
駅舎の寒い廊下の隅っこに彼と抱きあって小一時もいさせてもらう――その目こぼしにあ....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
をとって、同じ部屋にくつろぐと、晩酌の話にまた源内流の旅行要心談がでる。 まず
駅舎へついたら、土地の東西南北、宿の雪隠や裏表を第一に睨んでおくこと。刀脇差はこ....
「三国志」より 著者:吉川英治
立て、成都から白水(四川省広元県西北。蜀の北境)まで四百余里という道中の次々には
駅舎を設け、官の糧倉を建て、商工業の振興と交通の便を促進するなど、着々その実をあ....