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駆上る
「駆上る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「絵本の春」より 著者:泉鏡花
消えた。 その草双紙である。一冊は、夢中で我が家の、階子段を、父に見せまいと、
駆上る時に、――帰ったかと、声がかかって、ハッと思う、……懐中に、どうしたか失せ....
「ピストルの使い方」より 著者:泉鏡花
すから松露を捜す気もなかった処へ、火事だって騒ぎでしょう。煙が見えたわ。あの丘へ
駆上ると、もう、その煙は私の立った背より低くなって、火も見えないで消えたんですも....