駈け入り[語句情報] »
駈け入り
「駈け入り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
駈け入りの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
たことは勿論のこと、そのまに危うく難を避け得た黒住団七が凱旋将軍のように決勝点へ
駈け入りましたが、しかし、場内はこの思いもかけぬ椿事のためにいずれも総立ちとなっ....
「修禅寺物語」より 著者:岡本綺堂
げ来たる。) 僧 大変じゃ、大変じゃ。かくもうて下され、隠もうてくだされ。(内に
駈け入りて、桂を見てまたおどろく)やあ、ここにも手負いが…。おお、桂殿……。こな....
「天草四郎の妖術」より 著者:国枝史郎
威の鎧に引立て烏帽子、胸に黄金の十字架をかけ、わざと目立つ白馬に乗り、敵の軍勢へ
駈け入りましたが、身に三本の矢を負って城中へ取って返した頃には既に虫の息でありま....
「三国志」より 著者:吉川英治
ら脱してしまった。それからわずか半刻の後には、自分の部下を引き具して、城中の奥へ
駈け入り、太守韓玄の首を斬って、関羽の陣門へ降っていた。 「さらば、疾く」 と....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
」 「な、なんの……」 「いやだめだ、残念だが」 「ならば、一せいに、賊のうちへ
駈け入り、斬ッて斬って斬りまくりましょう。まだこれほどな御人数はある」 「やめよ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
から一面に、火をかけろ」 と、凄まじい命を下した。 こうして、彼は有智山寺へ
駈け入り表の廻廊に坐りこんだ。一族郎党百数十人も共にそこへ居ながれた。とりでの炎....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
さしひかえておりますが」 「直義はいないのか」 「けさから鞍馬口方面の戦陣へ、お
駈け入りでございます」 「いまゆく」 尊氏は奥を出た。そして千手院の北ノ坪(庭....