駈け入る[語句情報] » 駈け入る

「駈け入る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

駈け入るの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
若き日の成吉思汗」より 著者:林不忘
木合《ジャムカ》の前に下ろす。みな暗然として屍骸に見入る。城兵一人、上手の扉より駈け入る。 城兵 城主様。ただいま、成吉思汗《ジンギスカン》の軍使と称する大....
剣侠」より 著者:国枝史郎
! 博労! 博労! 戸を蹴破り、露路に駈け込み、騒ぎに驚いて戸を開けた隙から、駈け入る馬! 捕らえようとして、無二無三に踏み入る博労! ボ――ッと一軒から火....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
持って来て、外濠の中へその体を抛りこんでしまった。 そしてまた、無法者の群れへ駈け入ると、その乱争の間から、北条新蔵の体を拾って、横抱きに攫い取り、彼らが、驚....
三国志」より 著者:吉川英治
張苞ふたりを先にご辺の隊へ加えてやろう。その後、合図をなせば、直ちに孔明も城門へ駈け入るとするから」 関興、張苞を連れてゆくのは少し工合が悪いがと、崔諒はため....
私本太平記」より 著者:吉川英治
とは知っていたれど。……ええもう、追いつかぬ」 土岐左近は、戦い疲れて、自室に駈け入るやいな、腹十文字に掻ッ切って、炎の下に俯ッ伏した。 ――同時刻。 小....