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駈け通し
「駈け通し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
駈け通しの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
ばかりで町の入口に行き着くというところで、自転車に故障ができた。田舎道をむやみに
駈け通したせいであろうと思ったが、途中に修繕を加える所はないので、佐山君はよんど....
「トロッコ」より 著者:芥川竜之介
を尋ねた。しかし彼は何と云われても泣き立てるより外に仕方がなかった。あの遠い路を
駈け通して来た、今までの心細さをふり返ると、いくら大声に泣き続けても、足りない気....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
、それからぐるりと身を※して丘を歩いて下り出した。 「あんなにテムプル関門★から
駈け通しで来たんだからなあ、お婆さん、お前を平地へつれてくまではおれはお前の前脚....
「火薬庫」より 著者:岡本綺堂
ばかりで町の入口に行き着くというところで、自転車に故障ができた。田舎道をむやみに
駈け通したせいであろうと思ったが、途中に修繕を加える所はないので、佐山君はよんど....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
例の奔馬は、あれから盲滅法に駈けだして、八百八谷という鈴鹿の山坂を、またたく間に
駈け通し、蟹坂を突破し、土山の立場を突っ切り、松尾村から布引山のすそを横にして、....
「三国志」より 著者:吉川英治
くや否、 「甘寧、丁奉と来い」と、精兵千騎だけをつれて、まっしぐらに荊州城下まで
駈け通した。 「孔明も、馬鹿ではない。或いは、こっちの肚を察して、いち早く、城を....