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駕籠脇
「駕籠脇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
駕籠脇の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
奴めが、わしの兵術にかかったのさ。早くも胡散《うさん》な奴と知ったゆえ、二度目に
駕籠脇へ近よろうとした前、篠崎竹雲斎《しのぎきちくうんさい》先生《せんせい》お直....
「三人の相馬大作」より 著者:直木三十五
に入ってしまった。挟箱、草履《ぞうり》、御槍の人々が、そのあとを、追って行った。
駕籠脇の侍が二十人余り、橋の下の一人を取囲んで、白刃の垣を作っていた。 「やれや....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
大きな大名の行列らしくあります。お供揃いはおよそ三百人もあると見受けられます。御
駕籠脇は黒蝋《くろろう》の大小さした揃いの侍が高端折《たかはしおり》に福草履《ふ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
それだ! 更に突っこんでその点を厳しく尋ねてみると、いよいよそれに相違ない。
駕籠脇について来たのは仙台名代の親分で仏兵助という者――ここで一行が暫く休んでい....
「後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
右に立ちましたのはお簾先と申します御家来、または駕籠の両側に附添うて居りますがお
駕籠脇、その後がお刀番でございます、これは殿中には御老中と雖もお刀を佩すことは出....
「大鵬のゆくえ」より 著者:国枝史郎
かつか行って見るとまさに駕籠が出ようとしていて往来には二頭の馬がいる。 やがて
駕籠脇に武士が付いて一行粛々と歩き出した。 「お大事に遊ばせ」「またお帰りに」こ....
「紅白縮緬組」より 著者:国枝史郎
きも恐れもしなかった。 「愚か者め」と憐れむように、覆面の武士は呟いたが、スーと
駕籠脇へ寄り添った。「お聞きの通り不浄役人ども、駕籠先を止めましてござりますが、....