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駕籠舁き
「駕籠舁き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
駕籠舁きの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
ればならない。 ここは寂しい宇田川町、夜がしんしんと更けていた。 源介という
駕籠舁きが、いずれ濁酒でも飲んだのであろう、秋だというのに下帯一つ、いいご機嫌で....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
の旅人の中の屈強で好奇《ものずき》なのが、うしろから駕籠かきを押したり、時には、
駕籠舁きが息を入れるあいだ、代わってかついで走ったり……こんなことはなかったなど....
「十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
! あれーッ、お助けください!」 若い女の声がした。で、貝十郎は走って行った。
駕籠舁きが娘を駕籠へ乗せて、今やさらって行こうとしていた。 「こいつら!」と貝十....
「大鵬のゆくえ」より 著者:国枝史郎
れ」――儒者風をした使者の声だ。 「へいよろしゅうございます」――こういったのは
駕籠舁きである。駕籠はゆらゆらと動き出した。 「こいつどうやら変梃だぞ。どうも少....
「名人地獄」より 著者:国枝史郎
の顔に現われていた。 「登場人物は締めて五人だ」彼は静かにやがていった。「二人は
駕籠舁き、一人は武辺者、そうして一人は若い女……」 「玻璃窓」平八の科学....
「娘煙術師」より 著者:国枝史郎
さえぎって往来の中央へ、たむろするようにたたずんでいる、十人の一団は武士が四人に
駕籠舁きが二人に女が四人という、まことに変わった一団であって、武士はいずれも年が....