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騎射
「騎射〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
騎射の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
や、燕王|数々危し、諸将帝の詔を奉ずるを以て、刃を加えず。燕王も亦|之を知る。王
騎射|尤も精し、追う者王を斬るを敢てせずして、王の射て殺すところとなる多し。適々....
「李陵」より 著者:中島敦
《ひしょうぐん》と呼ばれた名将|李広《りこう》の孫。つとに祖父の風ありといわれた
騎射《きしゃ》の名手で、数年前から騎都尉《きとい》として西辺の酒泉《しゅせん》・....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
し気を作して、讎に赴くがごとし、かつて白馬に乗り、また白馬数十匹を揀《えら》び、
騎射の士を選ぶ、号《な》づけて白馬義従と為《な》す、以て左右翼と為して、胡《こ》....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
うだひでさと》の秘訣を伝えたものでござる」 と言って得意げに語るところを見れば、
騎射に相当の覚えのあるものであることに疑いないらしい。 「このねらい方というやつ....
「平賀源内捕物帳」より 著者:久生十蘭
四千五百両とは豪勢なものでござります」 ……三番は、平河町《ひらかわちょう》の
騎射《きしゃ》人形、……四番は、山王町の剣に水車《みずぐるま》、……八番は、駿河....
「三国志」より 著者:吉川英治
」 この女性は上古の祝融氏の後裔だといわれる家から嫁いできて、よく馬に乗りよく
騎射し、わけて短剣をつかんで飛ばせば百発百中という秘技を持っていた。 その代り....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
弓の上で御あいさつ申さむ――とある大言ぶりも、自信満々だ。多芸な道誉が、犬追物や
騎射競べにも上手なのは、聞えている。 その道誉として。 いつか、華雲殿の闇で....