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「騒立つ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

騒立つの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
朱日記」より 著者:泉鏡花
いた。……成程、その席が一ツ穴になっている。 また、箸の倒れた事でも、沸返って騒立つ連中が、一人それまで居なかったのを、誰もいッつけ口をしなかったも怪いよ。 ....
血の文字」より 著者:黒岩涙香
気に非ず、此一言実に藻西太郎の罪あるや無きやを探り尽す試験なれば胸の中如何ほどか騒立つやらん、藻西太郎は意外にも、無愛想なる調子にて「爾仰有ッても仕方が有りませ....
南地心中」より 著者:泉鏡花
の盞を取ろうとせぬ。 「さ、お受けや。」 と、お珊が二度ばかり勧めたけれども、騒立つらしい胸の響きに、烏帽子の総の揺るるのみ。美津は遣瀬なげに手を控える。 ....