騰落[語句情報] »
騰落
「騰落〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
騰落の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「光と風と夢」より 著者:中島敦
上遠く微かな稲妻。 五月××日 街へ下りる。殆ど終日為替のことでゴタゴタ。銀の
騰落は、此の地に於ては頗《すこぶ》る大問題なり。 午後、港内に碇泊《ていはく》....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
して、昨日の成金は今日その居所をさえ失うという有様で、我々のような小売商の中にも
騰落に際し方針を誤ったために、多年の信用を一朝にして失い、閉店倒産したものが少な....
「経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
機械その他の耐久的資本の比例的分量の相違、若干の貨物はそれによって、労働の価値の
騰落により、他のもの以上に影響を蒙るから
第五節
(一九)ロ、資本の耐久力の不等....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
明するにはいかなる証明を要するか。その答は簡単である。すなわち市場における価格の
騰落が、需要と供給の均等方程式の体系を、摸索によって解く方法であることを証明すれ....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
あり、他の原因にして同一なる限り、あらゆる財貨の価格は穀物の価格に正確に比例して
騰落するということが、証示されなければならないのであるが、これは全然事実に反する....