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骨に徹する
「骨に徹する〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
骨に徹するの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
対しては何の誘惑も感じてはいないだろう。しかし倉地はああいうしたたか者だ。愛子は
骨に徹する怨恨《えんこん》を葉子に対していだいている。その愛子が葉子に対して復讐....
「薤露行」より 著者:夏目漱石
に、わが罪を心のうちに鳴らすが如く痛からず。ギニヴィアは悚然《しょうぜん》として
骨に徹する寒さを知る。 「人の身の上はわが上とこそ思え。人恋わぬ昔は知らず、嫁《....
「春の大方山」より 著者:木暮理太郎
わしい。特に此日は連日の雨で、洞底に溜り水が多く、深い所は股を浸す程である上に、
骨に徹する冷さなので、其処まで行って確める勇気は出なかった。昔は余程深く入り込め....