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骨相学
「骨相学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
骨相学の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「モルグ街の殺人事件」より 著者:佐々木直次郎
るからである。この工夫力が普通あらわれるのは、構成力とか結合力によってであって、
骨相学者たちはこの力を本源的能力と想像して別の器官をこれに割当てている(これは誤....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
しております心理遺伝と、重大な関係を持っているからで御座います。
御承知の通り
骨相学と申しますのは、目下のところ、まだ純正な科学とは申しかねるのでありますが、....
「鼻の表現」より 著者:夢野久作
だけでもその感じがわかる位であります。 尤もこれ等の名称は芸術家や人類学者又は
骨相学者なぞが各その立場立場に依ってそのつけ方を違えているのだそうでありますが、....
「自由画稿」より 著者:寺田寅彦
詩の言葉に翻訳しておくことも望ましいような気がするのである。 四 食堂
骨相学 ある大衆的な食堂で見知らぬ人たちと居並んで食事をしていた。自分は耳がよ....
「田端日記」より 著者:芥川竜之介
眼がさめると、階下に大野さんが来ている。起きて顔を洗って、大野さんの所へ行って、
骨相学の話を少しした。
骨相学の起源は動物学の起源と関係があると云うような事を聞い....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
復興や各種の邪教(?)や民間治療、それから之と離れることの出来ない禍福観と各種の
骨相学(
骨相学はナチス・ドイツなどでは重大な哲学の一部門になっている)、この観念....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
窮鼠的形態は、身心論に帰着する各種の人間学なのである。性格学とか哲学的人相学乃至
骨相学の名の下に、哲学的治療法又は治療的哲学となって現われるものがこれだ。ところ....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
立ち止まって、何か考えこみながら、ものの十分間もたたずんでいることがよくあった。
骨相学者がもしこのときの彼の顔をよく観察したならば、そこには思考もなければ想念も....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
eci allais, voileci fuyant.(犬に対する特殊の掛け声)
骨相学者―― 〔amativite', combativite', se'cre....
「墓地の殺人」より 著者:小酒井不木
。 この石川五郎という男が、定型的な犯罪者|型を備えているに反して、大村さんは
骨相学上から言えば、どうしても善人としか考えられない顔をしているよ。もっともこれ....
「妖怪学一斑」より 著者:井上円了
ある。その他、人相見のごときも、またよく人の未来を知るものである。また、あるいは
骨相学と称して、人の骨格を相してその運命いかんを知る方があり、あるいはまた、おみ....
「二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
※が何処か似通っている。山本権兵衛と見立てたのは必ずしも不適評ではない。 が、
骨相学や人相術が真理なら、風※の似通っている二人は性格の上にもドコかに共通点があ....
「凍るアラベスク」より 著者:妹尾アキ夫
らいは、どうにかこうにか読めるようになったのです。私は東洋の易や人相学や、西洋の
骨相学や手相学も一通りは研究してみましたが、それらからは何の得るところもありませ....