高む[語句情報] »
高む
「高む〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
高むの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
るなり。わが邦幸いに従来大字ごとに神社あり仏閣ありて人民の労働を慰め、信仰の念を
高むると同時に、一挙して和楽慰安の所を与えつつ、また地震、火難等の折に臨んで避難....
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
を説き、また「夜の歌」の冒頭において、 夜は来たれり、今すべての迸る泉はその声を
高む。 わが魂もまた迸る泉なり。 夜は来たれり、今愛するもののすべての歌は始めて....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
の使物が生身でわれわれの供物を納受しましますという信念を堅め、中央アジアの文化を
高むるに大いに力あった事と惟《おも》う。 一九〇四年ロンドン発行、『人』雑誌一....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
なれば、店の勢力範囲以外の地を見立ててそこに支店を出してやることは、本店の信用を
高むることにもなるのであったから、主人もよくこの面倒を見てくれたものであった。む....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
るんだと、だんだんその店の信用を落して行くものであります。 ゆえに、店の信用を
高むるためには、正札主義をあくまで守り通すことが大切であります。 広告は、自分....
「教育の目的」より 著者:新渡戸稲造
思う。然るに専門学者にいわせると、「学問と人格とは別なものであれば、学問は人格を
高むることを目的とする必要がない。他人より借金をして蹈倒そうが、人を欺《だま》そ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
るも、持久戦争に於ては武力の絶対的位置を低下するに従い、財政・外交等はその地位を
高む。即ち、前者に在りては戦略は政略を超越するも後者に在りては逐次政略の地位を高....