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高上
「高上〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
高上の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
タラクルの音訳)は天下勝の義でまた勝処また勝生と訳し、アイテルの『梵漢語彙』には
高上と訳しある。須弥《しゅみ》四洲のうち最も勝《すぐ》れて結構な処の意で、もと婆....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
「ふむ――」
と主膳はその時、槍の穂先を拭っていたが、万事心得顔に、
「あんまり
高上りをするとあぶない、もうその辺であきらめた方がよかろう」
「お言葉ではござい....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
た程度のものでありました。 寝物語に甘ったるく問いつめられると、もう、すっかり
高上りしてしまった若い夫は、いい気持になって、直ぐには返事をしないで、頭の中でこ....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
ても困る者なきゆえ、この二冊にも遠慮なく文章をむずかしく書きその意味もおのずから
高上になりて、これがためもと民間の読本たるべき学問のすすめの趣意を失いしは、初学....
「学校の説」より 著者:福沢諭吉
ざるが如し。公私の財を費《ついや》すも愛《おし》むにいとまあらず。 一、学問は、
高上にして風韻あらんより、手近くして博きを貴しとす。かつまた天下の人、ことごとく....
「小学教育の事」より 著者:福沢諭吉
、はなはだ粗漏《そろう》迂闊《うかつ》の罪をまぬかれ難し。小学の教則に、さまざま
高上なる課目をのせ、技芸も頂上に達して、画学、音楽、唱歌、体操等を教授せんとする....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
印可 一 中条流太刀之法 一 表 電光、車、円流、浮きふね 一 裏 金剛、
高上、無極 一 右七剣 神文之上 口伝授受之事 月 日 越前宇坂之庄....