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高千穂
「高千穂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
高千穂の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
を負い抱えて、勇ましくお先払いをして行きました。 命たちはしまいに、日向の国の
高千穂の山の、串触嶽という険しい峰の上にお着きになりました。そしてさらに韓国嶽と....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
いう敵の艦隊を尋ねいだして、雌雄を一戦に決せんとするなり。 吉野を旗艦として、
高千穂、浪速、秋津洲の第一遊撃隊、先鋒として前にあり。松島を旗艦として千代田、厳....
「“健全性”の難しさ」より 著者:宮本百合子
この間田舎へかえる親戚のもののお伴をして珍しく歌舞伎座を観た。十一月のことで、序幕に敵国降伏、大詰に笠沙
高千穂を据えた番組であった。 この芝居をみていて深く感じたことは演劇のとりしま....
「九州の東海岸」より 著者:宮本百合子
度は軽便鉄道で戻るのだが、道々、私共は本当に見渡す限り快闊な日向の風好を愛した。
高千穂峯で最初の火を燃したわれ等の祖先が、どんなに晴れやかさの好きな自然人であっ....
「高千穂に思う」より 著者:豊島与志雄
高千穂峰はよい山である。 霧島神宮駅から、バスで約二十分、霧島神宮前に達する。....
「自由人」より 著者:豊島与志雄
旅行が少し長すぎたようだが、何をしていましたか。」 「山を見てきたんです。阿蘇、
高千穂、桜島、それから慾をだして、浅間まで廻ってきました。」 「ほう、それは大変....
「魔都」より 著者:久生十蘭
美人は松谷鶴子といって、元は宝塚少女歌劇学校の第四期生で、踊の名手として紅千鶴や
高千穂峯子などとともに非常な人気のあった女生徒だったが、舞台で足を痛めてから人気....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
からであります。地図の位置はそれが熱い地方であることを示します。 中でも日向の
高千穂は天孫降臨の地として古い物語を有ち、日本の歴史にとって由緒の深い土地であり....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
とであります。最古の皇室の御成立の御次第を申しますならば、天孫|瓊瓊杵尊が日向の
高千穂峯にお降りになりますと、国津神の事勝国勝長狭という者が、土地を献上して服従....