高城[語句情報] » 高城

「高城〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

高城の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
突貫紀行」より 著者:幸田露伴
島見んとて勇気も日頃にましぬ。いでやと毛布《ケット》深くかぶりて、えいさえいさと高城にさしかかれば早や海原《うなばら》も見ゆるに、ひた走りして、ついに五大堂|瑞....
桶狭間合戦」より 著者:菊池寛
二月には、義元に叛き信長に通じた寺部城主鈴木|重教を攻め、同じく四月には兵糧を大高城に入れた。 勿論、此頃には信長の方でも準備おさおさ怠りなく手配して居るので....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
》の人質 数年の辛苦も臣下の忠義に ようようお家にお帰りなさると 門徒の争乱 大高城内、兵糧運びの 三方《みかた》ヶ原《はら》には一騎の脱走 武田北条、左右に引....
織田信長」より 著者:坂口安吾
自若としてかゝる運を待ちうるであろうか。 織田氏の所領にくいこんで、今川方の大高城があった。今川軍は織田の砦を諸方に蹴ちらしもみつぶしつゝ進んでいたが、やがて....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ざりますわい」 「まだそんなものか」 「お若い方はうらやましいことを仰っしゃる」高城の浜の渡船場まで、武蔵は駈けるように歩いた、もっと駈けてみたい気がするのであ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
の手びきで、寄手の潜兵は、峰の奥深くへ廻って、ふいに愛染宝塔の虚をつき、うしろの高城、詰城まで焼きはらった。 宮は、前線の蔵王堂に陣座していたが、後方、はるか....