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高女
「高女〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
高女の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
いので、敵機とも見えた。どうぞ敵機であるようにと祈る。 ◯後刻、陽子が学校(山脇
高女)より帰って来て、真赤になって敵機が落ちた事、それが途中で空中分解してばらば....
「昨今の話題を」より 著者:宮本百合子
覚されていないことが多いのである。 さっき触れた朝日新聞の諸家の見解の中で山脇
高女の先生である竹田菊子氏が、男装のレビューガール等を慕うのは「この頃は昔と違っ....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
安心出来ない不吉な徴しである。
処で例えば、女子教育家として有名な東京府立第一
高女の校長市川源三氏は、その公民科教科書『現代女性読本』に於て、新しい良妻賢母主....
「歳月」より 著者:宮本百合子
わたしたちの時代には、学校がそこにあった関係から、お茶の水と呼んでいた附属
高女の専攻科の方が見えて、雑誌に何かかくようにと云われた。いまその原稿をかきはじ....
「年譜」より 著者:宮本百合子
える。 一九一〔一〕年(明治四十〔四〕年) 本郷誠之尋常小学校卒業。お茶の水
高女入学。 夏休みに小説の処女作を書いたが、いつの間にか何処かへなくしてしまった....
「美しく豊な生活へ」より 著者:宮本百合子
とが無駄であると嗤う人はいまいと思います。 一カ月ばかり前のことでしたが、上野
高女の生徒が、学校当局と意見の衝突をしたことがありました。学業もすてて耕作した作....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
手伝って、お釜二つに五目ずしをつくりました。細長い台を二つタテに並べたところへ、
高女四、高等二年六年三年三年と並んで、賑やかに食べること、食べること。私は前掛を....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
田舎ではその娘のもっている生活力や成長性を見ず、只学校だけでいうから、例えば徳山
高女を出た娘と、虹ヶ浜のところの実科を出たのでは全く違った扱いをするのだそうです....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
え。職業はこのヘム夫人が理髪をやって御亭主は自動車か何かをやったんですって。第三
高女(東京)を出ていることまで僅か五分間の店先のお喋りで話してゆきました。私は誌....
「竹本綾之助」より 著者:長谷川時雨
いと子、ふじ子とよんで、母の美しさと父の秀《ひい》でたところをとって生れた。姉は
高女をこの三月に卒業し、中《なか》のいと子は実科女学校に学ばせている。綾之助は芸....
「虹の橋」より 著者:久生十蘭
男の源一は昭和十九年に南方で戦死している。 履歴書の方は、深川第一小学校、日本
高女の技芸科を二年。京華ダンスホールに一年、西銀座の「ベラミ」というバアに一年、....
「日記」より 著者:宮本百合子
と云って来て居たおいくにあまった菓子や何かをやる。ステーションに来て見ると、福島
高女の出身だと云う、柳沼、樋口と云う人が送りに来てくれる。一寸びっくりする。夜汽....
「智恵子の半生」より 著者:高村光太郎
県二本松町の近在、漆原という所の酒造り長沼家に長女として明治十九年に生れ、土地の
高女を卒業してから東京目白の日本女子大学校家政科に入学、寮生活をつづけているうち....
「日を愛しむ」より 著者:外村繁
、私が内科病棟の玄関に入った時、その目前に香川完子が立っている。完子は素子の山形
高女での先輩で、戦前、素子は完子の家に寄宿していた。見ると、完子の首筋にも白いガ....