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高山彦九郎
「高山彦九郎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
高山彦九郎の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
ら、この怒号をただ逆上の結果とばかり判断する必要はない。万人のうちに一人くらいは
高山彦九郎《たかやまひこくろう》が山賊を叱《しっ》したようだくらいに解釈してくれ....
「押絵の奇蹟」より 著者:夢野久作
ころとかいうような、勇ましい中にも、むごたらしいような石版絵が、西郷様の肖像とか
高山彦九郎の書いた忠の字とかいうものと一緒に並んでいるのでしたが、そんな絵や字を....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
訪して勤王の志を起こしたという蒲生君平や、京都のさびしい御所を拝して哭いたという
高山彦九郎のような人物のあらわれて来たのでもわかる。応仁乱後の京都は乱前よりも一....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
ったところが豪い。人|触るれば人を斬り、馬|触るれば馬を斬るじゃ、日本に生れても
高山彦九郎ぐらいのネウチはある男じゃ」 「イエス様と彦九郎を一所にしちゃ耶蘇教信....
「旅愁」より 著者:横光利一
うこと、そして、もしキリストが日本に生れていたなら、もっとも科学的に考えた場合、
高山彦九郎の位置にいたと思うということを忘れずに附けてから、最後にこう書いた。
....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ら、「女高山」という異名を以て知られるようになっている。「女高山」というのは「女
高山彦九郎」という意味の略称で、つまり、安政の勤王家
高山彦九郎が単身で天下を往来....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
た木口勘兵衛尉源丁馬は、朱鞘《しゅざや》の大小の、ことにイカついのを差しおろし、
高山彦九郎もどきの大きな包を背負い込んで、割鍋を叩くような大昔を振立て、 「鐚、....
「曙覧の歌」より 著者:正岡子規
事はこれを証して余りあるべし。その敬神|尊王《そんのう》の主義を現したる歌の中に
高山彦九郎正之 大御門《おおみかど》そのかたむきて橋上に頂根《うなね》突《つき....