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高市
「高市〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
高市の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「偸盗」より 著者:芥川竜之介
人という始末さ。真木島《まきのしま》の十郎、関山《せきやま》の平六《へいろく》、
高市《たけち》の多襄丸《たじょうまる》と、まだこれから、三軒まわらなくっちゃ――....
「古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
罪を許しておやりになりました。すると皇后もたいそうお喜びになって、 「この大和の
高市郡の高いところに、大きく茂った広葉のつばきが咲いている。今、天皇は、そのつば....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
めながら、 「わかっておりますよ、わかっておりますよ、こいつを殺したのは、土佐の
高市瑞山《たけちずいざん》という人の弟子たちで、みんなが先を争ってこいつを殺した....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
ふかき」とであって、知らず識らずあい対しているのだが、それが毫も目立っていない。
高市黒人の歌に、「吾妹子に猪名野は見せつ名次山角の松原いつか示さむ」(巻三・二七....
「水の女」より 著者:折口信夫
の姿が指摘せられる。 でも、たなばた狭田・長田は、地上にも移されていた。大和の
高市は天の
高市、近江の野洲川は天の安河と関係あるに違いない。天の二上は、地上到る....
「寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
の上「繿縷錦」大晏寺堤は団十郎の春藤次郎右衛門、左団次の嘉村宇田右衛門、菊五郎の
高市武右衛門、中幕の下「水滸伝|雪挑」は団十郎の九紋竜史進、左団次の花和尚魯智深....
「四国遍路日記」より 著者:種田山頭火
なかった。 或る日 なんとあたたかなしらみをとる 十二月三日夜、一洵居、戦死せる
高市茂夫氏の遺骨にぬかづいて 供へまつる柿よ林檎よさんらんたり なむあみだぶつな....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
サミの順に陣をかまえた筈でなければならないが、ワサミに大軍がおってこれを握ってる
高市皇子は近江の方へは全然動いた記事がありません。のみならず、近江方の羽田公矢国....
「死剣と生縄」より 著者:江見水蔭
の有る無しは話には成らぬ。世にも不思議な拷問で、もう五六人は殺されたろう。阿波の
高市に来た旅役者の嵐雛丸も殺された。越後の縮売の若い者も殺された。それから京の旅....
「国栖の名義」より 著者:喜田貞吉
朴で、常に山菓を取って喰う。また蝦蟆を煮て上味とする。その土は京(応神天皇の都は
高市郡の南部大軽の地)よりは東南、山を隔てて吉野河の河上に居る。峯峻しく、谷深く....
「古事記」より 著者:太安万侶
の國の造・ウマクタの國の造・道ノシリキベの國の造・スハの國の造・倭のアムチの造・
高市《たけち》の縣主・蒲生《かもう》の稻寸《いなき》・三枝部《さきくさべ》の造た....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
その折は、あなた様も、われら同様な山伏姿にお身なりを変えて、次の日、当麻越えより
高市の方へ、ただお一人で、忍びやかに、お立ち出ででございましたが」 「…………」....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
をうしろに、名張街道を初瀬の方へ降ってゆく。 伊賀から河内の金剛山へは、桜井や
高市あたりの駅路も通るが、ほぼ山づたいに往還できる。 しかも、時局の争乱などは....
「日本の伝説」より 著者:柳田国男
奈良県 山辺郡二階堂村………………………………………………………………泥掛地蔵
高市郡舟倉村丹生谷…………………………………………………………雨乞と地蔵 吉野郡....