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高師
「高師〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
高師の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「無名作家の日記」より 著者:菊池寛
れない人間ばかりが集まっているのだろう。ことに俺のクラスのやつらはひどい。広島の
高師を出てきたという男は、昨日教師が黒板に書いた仏の詩人ボードレールの名を、バウ....
「四条畷の戦」より 著者:菊池寛
であろうが、小楠公を飾る絶好の美談であろう。 周章した足利直義は、遂に十二月、
高師直、師泰兄弟を総大将として中国、東海、東山諸道の大軍を率いて発向せしめ、最後....
「田舎教師」より 著者:田山花袋
て、そして勉強しようとおもう……」 「熊谷の小畑からもそう言って来たよ。やっぱり
高師を受けてみるッて」 「そう、君のところにも言って来たかえ、僕のところにも言っ....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
った。債権無視、貸借関係の棒引、即ち徳政はレーニンなどよりずっと早く施行された。
高師直《こうのもろなお》に取っては臣下の妻妾《さいしょう》は皆自己の妻妾であった....
「わがまま」より 著者:伊藤野枝
今ここで思いがけない田島にこうした辞を述べられようとは予期しなかった。田島は去年
高師を卒業してここの師範に赴任した。その人がまだ
高師にいた間、登志子は兄さん兄さ....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
ムを外套なしで歩くのは、全乗客中このSさんだけだ。みな驚いている。 O先生。H
高師教授。いつも彼女をつかまえて婦人問題を論ずる。その他の場合には忍耐ぶかい傾聴....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
大伴」は難波の辺一帯の地域の名で、もと大伴氏の領地であったからであろう。「大伴の
高師の浜の松が根を」(巻一・六六)とあるのも、大伴の地にある
高師の浜というのであ....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
した。内田正練、斎藤兼吉という二人の選手である。 斎藤兼吉という人は佐渡出身の
高師の学生で、私のいた新潟中学へ毎年コーチにきてくれた人である。彼は陸上競技も当....
「雪の宿り」より 著者:神西清
しが始まります。太平記と申す御本を拝見いたしますと、去んぬる正平の昔、武蔵守殿(
高師直)が雲霞の兵を引具して将軍(尊氏)御所を打囲まれた折節、兵火の余烟を遁れん....
「秋の筑波山」より 著者:大町桂月
重、大宝城主の下妻政泰、駒城主の中御門実寛だけが南朝に属せしが、興国四年十一月、
高師冬大挙して来り攻むるに及び、大宝城陥りて政泰討死し、関城も陥りて宗祐父子討死....
「二重人格者」より 著者:小酒井不木
一 河村八九郎は今年二十歳の二重人格者である。 第一の人格で彼は大星由良之助となり、第二の人格で
高師直となった。 彼がどうしてこのような二重人格者となったかは、はっきりわかっ....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
いてどんな内訌が起こらないとも限らない。世捨てびとの兼好法師と、世の人の上に立つ
高師直とは、立場がまったく違っているとかれは思った。しかし彼がそういう意見を懐い....
「小坂部伝説」より 著者:岡本綺堂
衛彦氏の日本伝説播磨の巻に詳しいから、今ここに多くを云わないが、まだ別に刑部姫は
高師直のむすめだと云う説もあって、わたしはそれによって一篇の長編小説をかいたこと....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
である。仲国はむろん団十郎で、小督局が秀調、小女房|冷泉が新蔵、「高野物狂」では
高師四郎が団十郎、児龍若が女寅であったが、取分けて仲国が優れてよかった。鞭を横た....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
唱門」のうち、中尾のみはその所在が不明であるが如く書いておいたが、その後奈良女子
高師付属実科女学校長の森口奈良吉君から、有益なる注意を与えられて、ややその見当を....