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高知市
「高知市〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
高知市の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「猫の踊」より 著者:田中貢太郎
った。 柴田家ではその猫に迷信を持って小さな祠を建てて祭った。 柴田家は今の
高知市本町四丁目の南側で、その邸跡に近年までその祠があったが、今は数多《たくさん....
「八人みさきの話」より 著者:田中貢太郎
「七人|御先」
高知市の南に当る海岸に生れた私は、少年の比、よくこの御先の話を耳にした。形もない....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
の可笑しかったこと……と奈良原翁が筆者に語って大笑いした事がある。 そのうちに
高知市に近付くと眼の前に大きな山が迫って来て
高知市はその真向いの山向うに在る。道....
「鷲」より 著者:田中貢太郎
う地曳網の網代になった処には、曇ってどんよりとした夜には陰火がとろとろと燃えた。
高知市の北になった法華堂と云う山の方から飛んで来る陰火は、新しいおろしたての草履....
「颱風雑俎」より 著者:寺田寅彦
る。比較的新しい方の例で自分の体験の記憶に残っているのは明治三十二年八月二十八日
高知市を襲ったもので、学校、病院、劇場が多数倒壊し、市の東端|吸江に架した長橋|....
「鴫突き」より 著者:寺田寅彦
ないと思うからそういう意味で簡単にこの珍しい狩猟法について書いてみることとする。
高知市附近で「鴫突き」というのは、蜻※を捕えるのと同じ恰好の叉手形の網で、しかも....
「掠奪した短刀」より 著者:田中貢太郎
同時に血が出るのであった。 「女の祟りじゃ」 さすがの寛一郎も弱ってしまって、
高知市の東北になった陽貴山へ往ってそこの和尚に、 「何とかして、封じてもらいたい....
「酒徒漂泊」より 著者:佐藤垢石
海を隔てた遠い国であるから、そこまでは追っ手の手も届くまいと考えたからであった。
高知市で口入れ屋を尋ね、蕎麦屋の出前持ちを志願したけれど、戸籍謄本を持たないとい....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
紙を用いたものとしては香美郡の山田町の雨傘が久しく名を成しました。 私はここで
高知市の町はずれにある一つの窯場についても書き添えねばなりません。「能茶山」とい....
「宇賀長者物語」より 著者:田中貢太郎
日記などにも見えている古い土地で、その当時は今の浦戸港の入江が奥深く入り込んで、
高知市の東になった五台山と呼んでいる大島や、田辺島、葛島、比島など云う村村の丘陵....