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高等動物
「高等動物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
高等動物の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「生きている腸」より 著者:海野十三
矢は、また一滴の砂糖水を、生ける腸《はらわた》にあたえるのだった。 (なんという
高等動物だろう) 吹矢はひそかに舌をまいた。 こうして、彼が訓練した生ける腸....
「地球盗難」より 著者:海野十三
、要するに他の遊星に住んでいる生物だと思うよ。あれは一種のアミーバーから成長した
高等動物だと思えばいい。あのウラゴーゴルが、なにかこの地球に働きかけているせいだ....
「天災と国防」より 著者:寺田寅彦
なものでも、肢節を切断すれば、その痕跡から代わりが芽を吹くという事もある。しかし
高等動物になると、そういう融通がきかなくなって、針一本でも打ち所次第では生命を失....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
は青くなった。 「あの様子を見ると、あの怪魚はぼくらの知っている魚よりも、ずっと
高等動物にちがいない。ほら、あの怪魚たちは、さっきからぼくらのいるのを知っている....
「村芝居」より 著者:井上紅梅
の蝦はいつもわたしが食べることになるのだ。その次は皆と一緒に牛を飼うのだがこれは
高等動物のせいかもしれない。黄牛も水牛も空をつかってわたしを馬鹿にする。わたしは....
「迷信解」より 著者:井上円了
の中には驚くべき機知を有することの例もあれども、これひとり狐に限りたるにあらず、
高等動物にはこれにひとしき知力を有するものはすくなくない。されば、狐が人を誑惑す....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
ろの興奮は、次第に相伝えて「波」に達す。これを神経組織の一元素とす。しかれども、
高等動物および人類の神経組織は、かくのごとき単純なるものにあらず。中枢にも、一部....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
禁ずという詔がありましたが、これは人間に益をなす家畜を殺すに忍びぬ、人によく似た
高等動物を殺すに忍びぬという慈悲忍辱の心から来たので、その前にはこの類のものでも....