高覧[語句情報] »
高覧
「高覧〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
高覧の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小さいアルバム」より 著者:太宰治
影響かも知れない。笑って下さい。逃げもかくれもせずに、罰を受けます。いさぎよく御
高覧に供する次第だ。それにしても、どうも、こいつは、ひどいねえ。そのころ高等学校....
「稲生播磨守」より 著者:林不忘
。 鞘を触れられた侍 一つ、その兼定に鞘当てされた某《それがし》の刀も、御列座の
高覧に預かりたいもので、ははははは。 座の一人 御佩刀《ごはいとう》は? 鞘を触....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
ことだったが……」 顎十郎はニヤリと笑って、 「ですから、これよりおもむろにご
高覧《こうらん》に供《きょう》します。……せいてはことを仕損ずる。……まあまあ、....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
た当小屋の六兵衛どの、哀れと思い買いとりて母子もろとも江戸へ連れかえり、かくはご
高覧に供しまする次第。まずは右のため口上。東西。……いよいよこれより鯨の潮ふき、....
「小説 円朝」より 著者:正岡容
《とき》にありと、 ┌──────────────┐ │ 今晩より御
高覧に| │新作道具噺 | │ 奉供候 圓朝敬白| └....
「漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
こともなければ学生やら紳士やら知らず。ただ今論文校閲中にて熟読のひまも無之ただ御
高覧のために御廻し致候。『ホトトギス』へのせるともよすともその辺は勿論、御随意に....
「三国志」より 著者:吉川英治
、許攸の智謀、顔良、文醜らの勇など、当るべからざる概があります。また沮授、郭図、
高覧、張※、于瓊などという家臣も、みな天下に知られた名士である。どうして、彼の陣....
「三国志」より 著者:吉川英治
かねて大|薙刀を舞わし、奮然、突進して行った。河北軍からは、それと見て、 「われ
高覧なるを知らずや」と、槍をひねって向ってくる。 ――その時、将台の上に立って....